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2010年3月

2010年3月14日 (日)

吉松隆「タルカス」初演

今日の東京オペラシティーは吉松隆さんの「新・音楽の未来遺産」vol.1

ROCK & BUGAKU

生の吉松作品をどうしても聴きたくて、凄く前からチケットをGetしていた私。
会場はほど9割は埋まってたかな?
こんな日に限って雑用が入り、もう私がついたときは、チューニングの最中!!

息を整える間もなく、すぐに「アトム・ ハーツ・クラブ組曲第1番」
うわ〜ノリノリだ〜〜
気難しそうな感じのオケの人も、今日はやけにかっこ良く見えてしまう。
オケの人がものすごく楽しそうだった。

吉松さん自身が舞台にマイクを持って、コンマスとトーク!!

うわ〜写真と同じだ^^
和やかな雰囲気。
プログレッシヴロックをオーケストラに弾かせるあたり、邪道(JA道)と言っていたけど。かっこいいな〜

続いて、ドボルザークの「アメリカ」オケ版
ピアノがコンチェルトのときのように真ん中に置かれていた。
ピアノの存在は、コンチェルトほど大きくなく、オケと一体化していた部分が多かった。でもこのピアノ吉松さんが作ったんだよねと思ったら、凄く難しそうだった。途中で、マイルス・ディヴィスを思わせるミュートのかかったペットの音がしたり聴き応えあった。

休憩を挟んで、黛 敏郎さんの"BUGAKU" 
オケが雅楽の楽器を模倣しつつ神秘的な響き。笙や、三味線ぽい音が聴こえる。
和テイストの濃い現代曲。

そして、なんと言っても、キース・エマーソン原曲の「タルカス」
この曲の前に、再び吉松氏が舞台に。
何年も前から、「タルカス」は書いていたそうで、(エマーソン氏には内緒で)今日の演奏会の1月ほど前になって、本人に言わないで、もし演奏できないことになったらどうする?っていう致命的なことに気がつき、本人にスコアを送ったそうで。
エマーソン氏は今アメリアツアーの真っ最中で来られないとのこと。
その代わり、お手紙が。吉松氏が朗読。

”僕の作曲した曲が、世界でも名高く尊敬されている素晴らしいクラッシック音楽家たちによって演奏されるということは非常に光栄なこと。

素晴らしいオーケストラ編曲をして下さった吉松隆氏や東京フィルが僕が初めて訪れた1972年から愛し続けてきた日本でこれを演奏してくれるというのは

とても嬉しいことだ。才能ある彼らの手によって、プログレッシブ・ロックはもはや現代のクラッシックになるだろう”ーーーキース・エマーソン

最初から最後まで、凄い!凄い!の連続だった!

どうしてこんなにホールが鳴るんだろう。最後の音量を考えたら、まだ余力があったんだ。オーケストラ全員が全力投球!!ものすごいスピード感と興奮の渦の中を

走っていた。

最後、拍手の渦の中、吉松氏が舞台に呼ばれ、指揮者の譜面台においてあるスコアを高々とあげ、誇らしげに微笑んでいた。

きっと、キース・エマーソンに感謝の意を表したのだろうと思った。

2010年3月13日 (土)

ピアノが生まれ変わった!

一昨日、調律のN氏に私のピアノを整音、調律して頂く。

よく研いだ包丁を使うときのような感覚になった。

切れない包丁は、力を入れるしかないけど、よく切れる包丁は恐いくらい切れるから、力加減が難しい。

N氏にかかると、あんなびゃんびゃん鳴っていたピアノが、粒のそろった賢い音になる。ようやく録音ができる。

ピアノとの駆け引き。決して強くは弾けない。

あともう1曲が、問題。いつまでも弾けないかもしれない。

今のピアノの状態のまま弾きたいのに。


 

2010年3月 2日 (火)

擬音も美しい

和声でお世話になっている小栗克裕先生作曲の日本歌曲「報告」を聴いた。

心に残る音形の前奏から、淡々と語られるように始まる。

ひぐらしの声と相まってだんだん緊迫感を増してゆく。

そして躍動感あふれるかっこいいピアノ!それに載せて叫びのように語られる原爆の瞬間!!

その後、執拗に鳴り響くHの音........

そして思い出を振り返るかのように最初のメロディーが......

最初と同じメロディーのはずなのに、聴こえ方が違うのはなぜ?

http://www.bc9.jp/~oguri/

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