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2008年4月

2008年4月29日 (火)

Nostalgia

先週は「Nostalgia」後半を見たが今週は、その解説。

自分のメモの中から

前編を通して「水」と「火」のアイテム

水・・・雨、廃墟の外の美しい川、温泉の湯、究極の水→油(アンドレの焼身自殺の時に使われる)、雪(ラストシーン)

火・・・時折詩人が吸うタバコの火、ノートが燃える火(これは過去を消し去る意味か?)ライターの火(方や焼身自殺を図る際に使われる、又同時刻に詩人が狂人アンドレに頼まれて救済の儀式を行う際に使われるろうそくをつけるためのライターの火)

クライマックスのシーン・・・まさにアンドレが焼身自殺を図るシーン「動」

詩人が救済の儀式を行うシーン「静」は時間的に同時進行で行われている

ここでの火の使われ方のコントラスト

人の命を奪う恐ろしいアイテム vs  ロウソクの火はとても儚い

大衆の使われ方の違い

焼身自殺を図る際の大衆はお人形さんのように並べられ、身動きしない

→世間の冷たさ

救済の儀式の際の人々

心臓病を患い、狂人に頼まれてロウソクをもって温泉の端から端まで歩く

儀式が成功して倒れた後、人々は心配そうに駆け寄る。

ここでは作曲でいう、展開部に当たる。第1主題と、第2主題が同時に繰り広げられる。

ラストシーンの不思議

セピア色のロシアの田舎の場面

詩人が何か訴えかけるように横たわる。→カメラのアングルがだんだん広いところを映すように引いていく→ミラノの聖堂の中庭の中にロシアの田舎がある構図。現実にはありえない風景。

そこに降る雨が雪に変わる。この雪は「時」を表すのではないか。

雪が降り積もって「時」を重ねる意味。

全編を通して、「水」と、「火」という自然界の物を通して繰り広げられる。まさにこれは作曲法に同じ。 なんということか!!タルコフスキー凄すぎる!

2008年4月28日 (月)

究極の選択

3時間ぐらい録った録音の中から3takeくらいを選び出し、その中からまた妥協の妥協。はぅ~いつもこれ。どうにかなんないわけ?

自分の技量の問題。とりあえず一番自己採点の高かったもの

「hikarinoharu.mp3」をダウンロード

2008年4月27日 (日)

題名のない音楽会

今朝も題名のない・・・のために9時に起きる^^;遅いけど

今日はディズニー特集。あらそうなの?くらいにしか思ってなかったけど、いきなり又釘付けになった。「It's a small world」がこんなに素敵な曲だとは思ってなかった。吹奏楽が凄いというより、やっぱり佐渡氏がかっこいいから釘付けになるんだよね。佐渡氏の思っている音楽が、体から顔の表情から、振りから溢れ出てて、それがなんとも共感できる。もうそれ以上だから。

そして新たな発見。最近テレビでもおなじみの、茂木健一郎氏”すべては音楽から生まれる”とまで言ってる。え~ちょっとチェックチェック!!

ディズニーの世界は子供達に夢を与えた。こうだったらいいな~という単なる希望ではなく、それは決意だった。という言葉にハッとした!

すぐにネットでチェック!あったあった「すべては音楽から生まれる」

茂木健一郎の講義の聞ける大学生は本当に幸せだよね。

2008年4月25日 (金)

ドヴォルザーク「新世界」

今日は娘の学校の音楽鑑賞会で新日本フィルの演奏を聴きに行く。

手塚幸紀指揮。学生向けなのでよく知られたプログラム構成。

ロッシーニ 序曲 ウィリアム・テル より「スイス軍の行進」

モーツァルト 3つのドイツ舞曲 より 「そりすべり」

ドヴォルザーク チェコ組曲 より 「ポルカ」

グリーグ 「4つのノルウェー舞曲」より第2曲

チャイコフスキー くるみ割り人形より 「花のワルツ」

ビゼー 「アルルの女」

休憩を挟んで

ドヴォルザークの「新世界」

オーケストラの演奏をこんなに興味津々で聴いたことがなかった。

聴きながら頭の中では主題~主題の確保~第2主題~展開部~再現部などと思いながら聴いていた。主題の調からの転調は今は平行調だ!今は同主調だ!とかメロディーの移り変わりを楽器が変わっていく様を、あ!この人音低いとか、お!上手い!とか色々感じながら。

今日演奏された1部ではやはりチャイコフスキーの「くるみ割り人形」がピカ一だった。演奏がどうと言うのははっきり言ってよく分からなかったけど、曲として作曲者として一番素晴らしいと思ったのは、チャイコフスキーだった。

「花のワルツ」なんてあんなに有名な曲なのに生の演奏を聴くというのは、その楽器がどういう風に奏でてるのか、その曲がどう構成されてるのか、同じモチーフをどの楽器がどう持ちまわってくのか、途中何の曲だったかホルンとサックスを同じメロディーでやっていて、ほーなるほど。こんな組み合わせの楽器か~と感心した。この目で確かめながら聴けるっていうところに醍醐味があるんだと初めて知った^^;

でもやはり、凄い!と思ったのは「新世界」だった。どの楽章も有名なところは知ってるくらいの素人の私なんだけど、この交響曲って2楽章のあの「家路」のメロディーがなんとなんと4楽章でも形を変えていっぱい出てきてる!

小学校の時の下校の曲がこの2楽章だったけど、ほんとに、田舎の空気を感じる。あ~泣けるな~

1楽章と2楽章も共通のモチーフが使われてる。そうだったはず。。それもパッキッと現れるんじゃなくて、上手いことミックスされた状態で出てくる。ハンガリーの民謡?って思われるようなメロディーと主題?のメロディーがサンドイッチになってバンバン続けざまに出てくる。わ~凄い凄いって思いながら聴いてた。やっぱりいろんな作曲家が自分の国の民謡などを取り入れてるけど日本の民謡か~改めて民謡聴いてぐっと来るかな?

壮大な計画だなと思いつつも、直感的に曲作りって”こうしてみた”じゃなくて ”こうしたかった”じゃなきゃだめなんじゃないか?とそこまでの発想がないとここまでの大きい曲はかけないんじゃないかと。

音以外の演出無しに見せてくれるもんな~全く昔の偉大な作曲家はやっぱり凄いな~ でも人生をかけてやってんだもんな~

ようやく上がりました

昨夜からやり始め、終わらなくて結局今になってしまいました。ほとんど気に入ってますが、どうしても縦の絵から横の絵に行くとき前の画面が少し残ってます。もう、今やってられないので、又やり直します。

「雪の情景Ⅰ」 ブログ仲間のToshikiさんから雪の写真を頂いて仕上がりました。 彼の写真はハッとさせられるのが多いです。もうずっと前からこの曲にはこの写真と思ってました。ありがとうございました。

Toshikiさんのブログはこちらhttp://blog.goo.ne.jp/pa999ok

そして音の絵日記はこちらからhttp://otonoenikki.com/

2008年4月22日 (火)

新曲

やっとこさ2時間半の録音の中から探し出しました^^;

画像は明日。タイトルは「雪の情景Ⅰ」なんとも季節はずれな・・・

「01_1.mp3」をダウンロード

2008年4月21日 (月)

Nostalgia 後半

午前中は先週に引き続き、タルコフスキーの映画「Nostalgia」後半を見る。

今日見た中で一番衝撃的だったのはなんと言ってもアンドレの焼身自殺の場面。今まで黙っていた犬がいきなり吠え始め、あのベートーヴェンの第九のフロイデから始まる一番有名なメロディーが歪みながら流れる。

ものすごく芸術的で美しいと思ったのは、アンドレの住んでいる廃墟の上から、鳥の羽が一枚、緑の木々の中からはらはらと落ちてきて、コバルトブルー色の池の中に落ちていくその様子。

その池、よくもこんな素敵なところがあったものだと思うんだけど、そこに滴り落ちる水の響く音。

これはどうしても、武満徹の「雨の樹」の元がある気がして仕方なかった。

音楽のこと又それ以外でも、少しずつ分かっていけばいくほど、自分の無能さがわかってきて、容易に曲が書けなくなってしまったな。すべてお見通しでばれているようで。

新曲をずっと録音録ってるんだけど、なるべく調律してもらった音を壊さないようにと思ってガチャガチャ練習できないのもあるけど、なかなかいいテイクが録れない^^;ぐ~今日一曲仕上げたい。

2008年4月17日 (木)

エフェクトを使って

気持ちだけは録音する気で(全然弾けてないのに)機材をセットする。

再現部がただの繰り返しになっていたのが気に入らない。

自分の録音したものを聞きながら、エフェクトもいじる。聞きながら音をなぞって弾いてみる。

あ!これは!と思って再生をやめ、ヘッドホンしながらピアノを弾いてみる。

Oh~これは真っ白な石畳の空間で聞いているような感覚(錯覚^^)

以前、歌を真剣にやっているとき練習する<場所の大切さ>を言われた。

歌は特に空間の音の響きを利用して声を出すから。舞台に立ったとき思わぬ力を発揮する。いつもの狭い部屋で声を出しているものがホールの空間を自分の声が響き渡るので心が開放される。

生ピアノは自分の指の感覚と実際出ている音とが一致していて気持ちがいいけれど、いざ広いところでエコーがかかる状態で弾くと(作ると)以外にも普段は気が付かないような発見があった。ヘッドホンしてエフェクトをかけなければ今日書いた部分は書けなかっただろう。

2008年4月14日 (月)

タルコフスキー「Nostalgia」

音と映像の参考映画 タルコフスキー「Nostalgia」

まるでコローの絵のような霧に満ちたセピア色の風景からもう釘付け。今の時代の場面が速く変わるテンポの良い映画ではない。ゆっくりとワンカットがとても長い。

そこに使われている音、自然界のもの、せりふすべてに意味があることに関心した。しかも途中で流れるベートーベンの第九の合唱のこの部分から始まる。

Ihr stürzt nieder, Millionen? Do you prostrate yourselves, millions? あなたたちはひざまづくのか、何百万の人々よ?
Ahnest du den Schöpfer, Welt? Do you sense your Creator, world? おまえは、創造主を感じるか、世界よ?

Such ihn überm Sternenzelt! Seek Him above the tent of stars! 彼を星の輝く天幕の彼方に探せ!
Über Sternen muß er wohnen. Above the stars He cannot but dwell. 星の彼方に彼はいるに違いない

そして、Fraude・・に入った瞬間ぶざまに途切れるあたり、なんと意味深な!また、ある雨の場面は武満徹が魅了されたとか。

http://www.imageforum.co.jp/tarkovsky/tkmt.html

どこを止めても美しい構図。

日曜日

今朝はちゃんと「題名のない音楽会」がはじめから見れた。

4月になって佐渡さんになってから初めて見たけれど、バーンスタインがこんな曲書いてたなんて知らなかった!ものすごく素敵な曲ばかり。愛弟子の佐渡さんが振るから又凄い! 夜はチョン ミョンフンの対照的なブルックナーの指揮を見た。腕しか動いてないような、視線はまっすぐ、自分に向けられているような。

夕方は娘のクラリネットのリード選び。吹いてみて良いのには○まあまあのには△だめなのはないけど。全部△って感じ?でも私より良い音出してる。中学の時は吹奏楽でクラリネットやってたけど、当時の私より上手いよ~

ピアノのさらい方は雑なのになぜかクラリネットには熱が入ってる。ライバルがいっぱいだからね。来週は新入生歓迎コンサート。もう1年経っちゃった。

明日は調律師さんが来てくださるのに、ピアノの練習がよくできてないから録音まではまだまだかかるな~ はぅ~

2008年4月12日 (土)

クラフト店に出品

「音の絵日記」の頁の中でコラボレーションしているYuriko(私の妹)が地元のクラフト店に絵を置いていただけることになりました。

http://otonoenikki.com/

ここは手作りの物だけを置くお店とか。明日は地物のケーブルテレビの取材だとか。詳しいことは又後日お知らせします。

今日は無理して仕事に行って声を出したので帰ってきたら声がガラガラ;;;おかまのような声になってしまった^^;

2008年4月11日 (金)

マッサージ

あまりに疲れて今朝は本当に辛い^^;

昨日からのどが痛いなと思っていたんだけど、今朝になってのどの痛みが全身の疲れに変わった。あまりの疲れに今日はどうしてもマッサージだ!と思い込み、日本で始めてマッサージへ。上海では、ピアノをやりすぎると腰に来てよくマッサージ屋に行ってたけど(上海はいいところでも1時間日本円で1000円程度)

隣のマダムが始まって5分とたたないうちにガースーいびきをかき始めた。

と思いきや自分も自分のいびきで目が覚めたり、又寝たりうつらうつら・・・

でもやるもんだね~足先から血行が良くなってすっきり。来たときよりは良くなってる。そこで出された、ジャスミンとラベンダーのミックスティーがあまりに美味しくて、疲れてるのに電車に乗って隣の駅まで買いに。

ピアノだけは練習した。どういうわけかピアノを弾いてるときは疲れを忘れられるんだよね^^不思議。

今日はまたまた吉松隆さんのHPの音楽館が更新になっていて、「コンポーザー氏の憂鬱」が凄くて笑えた。こんな楽しい企画あったら見に行きたいのにな~又やってくれないかな?

http://homepage3.nifty.com/t-yoshimatsu/

2008年4月10日 (木)

天平

白寿ホールで行われた天平のデビューアルバムプレス発表会を見に行く。

後ろ半分は関係者の席で発売のDVD製作のためとか。

だからチケットを買ってわざわざ出かけたのは、半分くらいってことか?

司会者に紹介されて登場した天平さん。心の中はきゃ~と思ってるのに、あまりにそのまんまで笑えた。黒のタンクトップにジーンズ姿。

アグレッシブ!!本当にスピードのある曲はホンと魅力あるね~誰も真似できないよ~飾らない仕草もなかなかGOODよ~

でもスローな曲も、クラッシック的な手首を使うタッチではないけれど、ラフマニノフと、プロコフィエフとシマノフスキを混ぜたような、曲(神社)一番好きだった。6月にリリースされるし、8月はサントリー!?凄すぎる!!

彼の曲はMy Spaceで聴けます。

http://www.myspace.com/tempei

こちらのしっとり系も好き

http://profile.myspace.com/index.cfm?fuseaction=user.viewprofile&friendid=1001126119

2008年4月 8日 (火)

和音進行

同じコード進行で行きそうになるので、違う道を行こうとするけど、おかしいのでやっぱり元に戻って、又根元に戻ってやり直し。

じゃあ違うパターンでやってみる。でも結果は同じ。これどうすればいいの?

どういう色を出したいのかどんな気持ちを表現したいのかそれを決めて自分の好きな形になるまで突き詰めよう。とりあえず明日。

2008年4月 7日 (月)

牟岐礼

佐藤しのぶさんが司会のテレビ番組に作曲家牟岐礼さんがゲストで出ていた。牟岐さんのことは知らなかったけれど、NHKのドキュメンタリー番組のことを話していて思った。映像があってそれに音楽をつける作業はそれは不自然ではないかと思っていた。というか大変。時間が限られていてその中で音楽的な云々をやってのけることは到底難しいし。

ところが牟岐さんの場合、牟岐さんの作った音楽をカメラマンが聞きながら、映像を撮っているときもあったそうだ。特にテレビの世界でものすごく多くの場面でBGMが使われているけど、全部時間の制約があって作っているもの。本当にそれをやりたいのかって言うと・・・

私たちが普段ipotなどを聞きながら街を歩くと、いつもの街が素敵に見えたりするでしょ?

牟岐さんのインタビューの最後の質問コーナーでどんなにお金を積んでも買えない物は何だと思いますか?の質問に対して、「想像力」といっていたのが印象的でした。機会があったら牟岐さんの音楽を聞いてみたい。

2008年4月 4日 (金)

吉松隆

たまに吉松隆さんのHPにお邪魔するのですが、今日は最高に面白かった。どの曲も本当に洗練されてて素敵!!

左側の日記のところから、音楽館をクイック♪

http://homepage3.nifty.com/t-yoshimatsu/

コントラスト

昨日のレッスンからずっとコントラストのことを考えていて、今まで自分がそのことに着眼しないで曲を作っていた。服の着こなし、例えば黒に何を合わせるかとか、もっと生活の中でこの料理に何を付け合せにするかとか・・・この旋律を引き立たせるもっとも良いと思われるものを求めて~ かけ離れていてもいけないし同じようでもいけないし・・・ぐぅー!一番難しいんだよ!!

デザイナーなんかはそういう感覚がものすごく優れているんだろうな~

母と以前絵の展覧会を見に行ったとき、自分の絵はどぎつい油絵を描くのに、意外と好きな絵は何気ない気取らない絵の前で立ち止まっていた。自分にはないものを羨ましがっていたのかな?

武満徹がシューマンのトロイメライのことをあーいう気取らない素直なメロディーがいいんだよな~なんていってたけど。

2008年4月 2日 (水)

桜日和

今朝起きたら凄くいい天気で明るかったので、チャンス!とばかり、家の目の前の小台公園へ出かける。桜の花にはやっぱり青空が似合う気がする。

午前中は生徒さんを教える。いつも思うけど、レッスンってパワーのやり取りなんだよね。真剣勝負だから面白いって思う。

今日はとにかくピアノの練習。左の低音のオクターブから一気に3オクターブも上がってこなきゃだから、右手は見てられない。書いたものと弾いたものが自然でないとだめでしょ?気持ちがこう行きたいっていうのが先ずはそう行くんだけど、それがさらにもっと深く感動的な音に持っていく。これでしょ?

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